・学部生への地域看護学、公衆衛生看護学に関する科目を主に担当させていただいています（保健医療福祉行政論、地域看護支援論、公衆衛生看護支援論、健康学習論、実践疫学演習、公衆衛生看護技術論、公衆衛生看護学実習等）。１・２年生では地域看護や保健師活動に関心がでるように、３年生以降は保健師選択課程学生として理論や仕組みをしっかり学ぶことができるように授業内容を検討しながら教育に携わらせていただいています。また、保健師選択課程の学生が保健師として就職できるように、進路相談や就職対策を最大限サポートしていきたいと思っています。
・博士後期課程在学時からフィリピン国の公衆衛生に関する研究を行ってきました。2020年からは、移民のメンタルヘルスに関する研究を継続して行っています。特にベトナム出身者への支援に注力しており、抑うつ、不安、孤独などに焦点をあてた前向き観察研究を実施しています。また、スマートフォンアプリを用いた介入研究を実施しています。研究の特徴として、ベトナム人医師からサポートをいただきながら、疫学、人類学、公衆衛生学、精神医学、看護学等多様な学問分野と共同した研究を行っています。支援を行うための基盤となるデータの構築と同時に、社会実装につながる研究成果の創出を目指しています。

（学歴）
2007年3月　名古屋大学医学部保健学科看護学専攻　卒業
2014年3月　神戸大学大学院保健学研究科国際保健学領域博士後期課程修了
（職歴）
2007年4月～2011年3月　市町村保健師
2011年4月～2021年3月　神戸市看護大学　公衆衛生看護学分野　助教
2021年4月～現在　　　　同講師