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看護管理学

Nursing management

看護管理学の特徴

管理、すなわちマネジメントの対象は「ヒト・モノ・お金」であり、主に看護職と看護活動を巡る人材、設備・物品、そして経済を扱います。

対象は看護ケアそのものではありませんが、ケアの質を守り、高めるための“環境整備”の学問。すなわち看護管理学は、決して看護管理者だけではなく、現実社会の中でより良い看護ケアを目指す全ての看護職者に共通する課題解決を探究する学問分野なのです。共に議論し、考えていきましょう。

研究コース

各専門分野での看護実践の探求と研究を目的としています。修士論文を作成します。

マネジメント実践コース

高いマネジメント能力を備えた人材育成を目的とし、修了後の実務経験などの条件を満たせば、「認定看護管理者」認定審査の受験資格を得ることができます。

教員からのメッセージ

「よい看護をしたい」と思えば思うほど、問題山積なのが現場の状況です。「研究」とは、かなり面倒ではあるけれど、これら問題の解決のための、すぐれた示唆を見出す魅力的な営みです。2050年を視野に入れ、人々に十分なケアが提供される社会構築に寄与すべく、看護管理学と看護管理実践のあり方をともに考えていきましょう!

担当教員・研究テーマ等の紹介

学⽣の声

実習により深い理解が得られました看護学研究科 / 博士前期課程 / 看護管理学専攻マネジメント実践コース2年生 Yさん

勤め先の病院で教育責任者を務めた時に、統計を出したりマネジメントに関する報告書などを作成したりする機会が多々あったのですが、知識やノウハウがなくて苦労しました。院内でのプレゼンや交渉の場においても根拠や背景を示せないと説得力がないため、大学院で一から勉強しています。

実習では、変革理論を用いた組織の管理法などを学びました。授業を受けた上で現場に入ると、これまで深く考えずにいた一つ一つの仕事に対する考え方について、よく理解することができました。大学院に入らないと知り合えなかった仲間に出会え、他の病院の話なども聞けて参考になります。修了後は、ここで得たことを職場でしっかり生かしたいと思います。