ご挨拶
本事業のテーマ「地域住民と共に学び、共に創るコミュニティケアの拠点づくり」にもありますように、やがて迎える2025年問題では、在宅ケア体制の整備や高齢者の自立支援に向けた地域の拠点づくりといった様々な課題があります。地域のニーズ(課題)を大学のシーズ(資源)を活用して解決が図れるよう、高齢化率の高い須磨区北部地域を対象として、神戸市看護大学の知的財産を余すところなく発揮していただき、地域全体のさらなる発展に繋げられるよう大いに期待しています。
神戸市長
神戸市看護大学は、地域社会の保健・医療・福祉に貢献できる看護専門職の育成を使命としています。本学が今回の地(知)の拠点整備事業「地域住民と共に学び、共に創るコミュニティケアの拠点づくり」を通して、地域の課題を解決するための地域の拠点づくりの一翼を担えることは、本当に意義深いことと思います。地域との連携に基づく協働教育により本取組の精神を身につけた卒業生が地域社会に貢献し、さらにその成果を全国に発信できるよう、全学あげて取り組んでいきたいと思います。
神戸市看護大学 学長(地域連携教育・研究センター長)
本学、地(知)の拠点整備事業「地域住民と共に学び、共に創るコミュニティケアの拠点づくり」は、平成18年度文部科学省現代GP事業「地元住民と共に学び共に創る健康生活」から始まっています。当該事業は、ライフステージを通じての疾病予防と健康増進活動を地域教育ボランティア、学生ボランティア、教員が一体となって行ってきた地域支援活動です。今回の地(知)の拠点事業では、地域における支援活動を授業の中に取り込み、地域住民の暮らしを理解できることからはじめ、さらに、病院の医療連携を強化し、在宅でのケアを推進できるような継続看護の視点や訪問看護への志向性を持った人材育成を目指しています。
神戸市看護大学 地域連携教育・研究センター運営委員長