第18回国際フォーラムの開催報告
第18回国際フォーラム
テーマ:看護研究における混合研究法の基礎と実践例
―遠隔医療を用いた疼痛マネジメントの確立に向けて―
Mixed Methods Approaches in Nursing Research -Building a body of evidence for telehealth pain management-
本学で開催している国際フォーラム・シンポジウムは18回を迎えました。
東北や九州地方など遠方からの参加者も含め、兵庫県内外から97名の方にご参加いただきました。
Doorenbos 先生は、ワシントン大学疼痛治療遠隔医療プログラムに参加し遠隔医療(Telehealth)に取組まれています。 本講演では、疼痛マネジメントのエビデンスを確立するために活用された混合研究法の基本的知識と実践例についてご講演いただきました。
講演詳細
講師:Dr. Ardith Doorenbos(アーディス ドーレンボス教授 ワシントン大学看護学部)
※講演者の所属等は開催日当時
日時:2016年11月26日(土)14:00~17:00
場所:神戸市看護大学ホール
『看護研究における混合研究法の基礎と実践例 ―遠隔医療を用いた疼痛マネジメントの確立に向けて』をテーマに、ドーレンボス先生にご講演いただきました。混合研究法の基本的な概要から、先生の調査された具体的な研究をご提示いただきました。また、先生がワシントン大学で取り組まれている「疼痛治療遠隔医療プログラム:Telehealth」についてご紹介いただきました。そして、このTelehealthが従来の外来治療と比較してどのくらい優れているのかを、混合研究法を用いて検証された研究を説明していただきました。
最後の質疑応答では、大学院生への研究指導の具体的な方法や、質と量の研究に齟齬が生じた場合など、多岐にわたる質問に、ドーレンボス先生は丁寧に回答してくださいました。質問の内容がとても具体的で、混合研究法の関心や、実際に取り組まれている研究者の多さを感じました。
神戸市看護大学は、今後も国際フォーラムの開催情報を大学ホームページ等から発信いたします。ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。
神戸市看護大学国際交流委員会