新型コロナウィルス感染が世界的に拡大しており、今後の更なる感染拡大防止の徹底を図るため、本学においても新学期からインターネットを利用したオンライン授業(遠隔授業)を全学年で実施しています。
畑中あかね先生によるオンライン授業「リハビリテーション看護論」の様子をインタビューしましたのでお届けいたします。
リハビリテーション看護論
授業概要
リハビリテーションの考え方を基盤に、障がいとともに生きる人を広い視野で理解し、生活を再構築する過程に寄り添う看護援助・技術について学ぶことを、授業の目的にしています。
今回は、第2回で「廃用症候群」がテーマです。人間は常に動いていないと衰えていくことについて、メカニズムから理解して、根拠を持ったケアに活かすことが目標です。
オンライン授業が開始されて
Webを通して大勢の学生とつながる講義は、今まで経験が少なく、私は使用方法を理解するところから難航しました。しかし、図書情報センターの先生方から、うまく使えるようサポートをいただきながら、学習し進めています。毎回の授業のたびに、まずは、無事に始められるのかにドキドキしていますが、学生が無事に聞こえてるよ~とオンライン上で“挙手”してもらえると、ほっとします。
廃用症候群は面白いたとえを使って説明するので、いつもなら笑いが絶えないのですが(でも、学ぶことは、皆、真剣に)、その反応を見ることができないことが少し寂しく、1人カメラ相手に声を張り上げています。また、リハビリテーション看護論は、教員の全身を使って「ほら、ここがこう動くでしょ!・・」と示すことが多いのですが、私がカメラに入りきれません。(笑)
学生の反応は?
学生のほうが、反応は早く、講義が終了すると感想レポートをあっという間に提出してくれます。
「事例を聞いて涙が出ました」や「廃用症候群は忘れないと思う」などの感想もよせられ、Web講義を受けるだけでも疲れるのに、真剣に聞いてくれているんだなと思うと、うれしいですし、気が引き締まる思いです。
第2回目では、感想レポートが入力できない事態が起こり、リーダーの学生が「前回のところに一緒に入力しましょう」と全員に知らせてくれるなど、学生に助けられて進んでいます。
学生のみなさまへ
逆境の中ですが、精一杯、学習を支援したいと思っていますので、一緒に乗り切りましょう。
ご自分を大切に、そして、相手を大切に。