【教育ボランティア導入授業】基礎看護技術演習Ⅰ(観察と記録「バイタルサインズの測定」「記録」)
授業の概要
- 日時:2009年10月28日(水)
- 対象学生:1年生
- 教育ボランティア参加者:6名
教育ボランティアの皆様には、検査目的で入院し、倦怠感があり検査や入院に対して緊張している状態の患者を演じていただき、バイタルサインズ(体温、脈拍、呼吸、血圧)の測定および状態を観察するためのコミュニケーションに応じていただきました。また、学生が実施したケアについての意見交換の場に参加していただき、気付きや意見、感想等を述べていただきました。
学生は、教育ボランティアの皆様から「援助する看護師の手が冷たいため温めておいた方が良い」「血圧を測定する時にベッドから腕が出ていてだるかったので気を配った方が良い」「測定し終わったら衣服を直して欲しい」などのご意見をいただき、手技に集中するだけでなく援助前から援助後にかけての患者への配慮の必要性について学び、加えて今後の課題を得ることができました。また、「対応の一生懸命さが伝わってきた」「丁寧に説明してくれたのでわかりやすかった」「笑顔だったので安心できた」「伝えるべきことはもう少し自信を持って伝えてもいい」などのご意見をいただき、自己の態度や説明について振り返り学ぶ機会となりました。
援助前に手を温めておくことや、手技に集中するだけでなく体位や衣服などにも気を配ることなど、患者に対する配慮や態度について感じたことを話してくださいました。また、丁寧な説明や笑顔など学生の対応で良かった面も感じとっておられました。事例の患者の演じ方について教員に意見を求め、役割を十分に果たそうと努める積極性を示されていました。
授業の様子