【教育ボランティア導入授業】小児健康生活支援論Ⅰ
授業の概要
- 日時:2009年12月21日(月)
- 対象学生:1年生79名
- 教育ボランティア参加者:9名
講義室で教育ボランティアの母親2名に20分ずつ講話をしていただきました。テーマは、「子どもが健康な生活を送るために行っていることについて」で、子どもの生活、子どもの健康を維持するための工夫、子育てで困ったことや楽しいことなどについて話していただきました。また、残り45分は、実習室Ⅰ・Ⅱに移動し、4組の子どもと母親に加わってもらい、学生を4グループに分け、それぞれに教員が入り、母親のそばで子どもと学生が一緒に遊んだり、子どもを抱っこさせてもらったりするふれあい体験演習を行いました。
学生にとって、「イメージしていた赤ちゃんと違っていた。もっと成長するのに時間がかかると思っていた」、「心臓の音がとても速くて驚いた」、「授業で習ったとおりイヤだイヤだ言っており、成長過程を理解できた」、「幼児になると、自分で危険を避けることができる」、「3歳児は、次から次へといろんなものに興味を持ち遊んでいた」、「元気すぎてびっくりした」、「かわいかった」など、子どもの成長・発達についての学びがありました。「高齢出産の不安があったと思うけど産んで良かったと思っている姿はすてきでした」、「泣いていても、お母さんに抱っこしてもらうと泣き止み、お母さんのパワーはすごいなと思った」、「元気に育ってほしいと思っていても、元気良すぎてケガをしないかと心配していることを知って驚いた」、「子育ては、日々の成長の変化を感じられるので、嬉しく、楽しいことだと思った」、「子育ては毎日が大変だと聞いたが、自分も育ててみたいという気持ちが強くなった」など、母親の思い、子育ての大変さとともに楽しさについての学びがありました。その他、「赤ちゃんのために手洗い・うがいを頑張っているお兄ちゃんはえらい」などのきょうだいについての学び、「親同士のネットワークやコミュニケーションが育児をする上で大切であることに気づいた」などの育児環境に関する支援についての学び、「教員と子どもの会話を聞いて、こんな風に受け答えすればいいのかと勉強になった」などの子どもへのかかわり方についての学びがありました。また、「学生20人に対して一人のお子さんなので、もう少し接することができるように工夫してほしい」との意見もありました。
普段の授業の時と違い、概ねの学生は、生き生きとした表情で、目を輝かせて子どもたちを見ていたり、抱っこさせてもらったりしており、学生の感想文からも学生の学びが深まったと感じました。
教育ボランティアの4名全員が初めての参加で、「自分の経験が役に立てば」と思い参加していました。学生の様子について、「とても興味を持ってくれて真剣に子どもたちを見ていた」、「子どもたちについて興味がいっぱいあり、びっくりした」、「すごく積極的な学生さんと消極的な学生さんがいて、人それぞれだけど、もう少し交われればいいなあと思った」という感想が聞かれました。また、教育ボランティアに参加して、自分が地域の役に立っていると実感し、今後も参加したいと全員が答えていました。
今後も引き続きお願いします。
授業の様子