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【教育ボランティア導入授業】基礎看護技術演習Ⅰ(栄養を摂取するための看護の方法「食事介助」「口腔ケア」)

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    授業の概要

    • 日時:2010年11月24日(水)
    • 対象学生:1年生
    • 教育ボランティア参加者:6名

    教育ボランティアの皆様には、ベッド上で食事の援助を受けるという想定場面で利き手が使用できない患者役を演じていただき、また、学生のケアについての意見交換や評価の場に、ケアを受けた当事者として参加いただきました。

    学生は、概ね学習したことを活用して援助(摂食行動の介助)をすることができていました。患者の発言を無視することなく、少しでも食事摂取できるようにと介入を試みており、患者の意向を確認しながらケアを工夫することの大切さも学んでいました。しかし、摂取動作の援助にとどまり、患者の心理状況、例えば「食欲がない」との訴え(役割設定)に対して、その原因を確認するまでには至らず、これらは、学生同士の意見交換やまとめの中で再度考えるように学生へフィードバックしました。

    教育ボランティアの方からは、「とても緊張したが学生がリラックスさせてくれた」「30度のヘッドアップはテーブルの食事内容が見えない」「30度のヘッドアップは飲み込むのに怖い」という意見が聞かれました。現在の生活において「自分らしく食べることができている」ことを再認識でき、利き手に支障が生じ、臥床状態のため自分で摂食できない状況で感じる不都合を実感することで、「食べる」行為の意義を考える機会になったと思われます。

    また、ボランティア患者経験の多い方は、患者役としての役割意識を高くもって参加されていたため、より効果的な患者役を積極的に演じることができるように努めようとする姿勢がありました。

     

    授業の様子

     

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