【教育ボランティア導入授業】健康生活支援技術演習
授業の概要
- 日時:2010年7月21日(水)
- 対象学生:3年生・編入4年生120名
- 教育ボランティア参加者:23名
- 担当教員:地域・在宅看護学分野教員
健康生活支援学演習授業の中で、健康教育の企画・実施・評価の一連の過程を学生が演習しました。学生の健康教育実施日に、教育ボランティア様方に、教室対象者として参加いただき、学生が6人程度1グループとなり、合計18グループの発表となりました。1グループ15分の健康教育を行い、教育ボランティア様方からのコメントは、10分程度いただきました。
学生は、健康教育実施日には、教育ボランティア様が来ていただくということで、健康教育の企画の段階から力が入り熱心に実施できた。住民にとって分かりやすい説明の方法や媒体について考え工夫することができたと感じています。
健康教育当日は、教育ボランティア様方から、学生が予想していなかったような質問などが出たり、学生が発表した教育内容をさらに突っ込んだ内容について質問があったりなどし、学生自身が自分達の健康教育を振り返る機会になっており、また、住民の方々の知識の豊富さを感じ、専門職としてさらに知識技術を磨いていかなければならないことを感じたようでした。
健康教育の場では、教育ボランティア様方に返答できなかった内容については、後日書面でお答えした学生グループもありました。
教育ボランティアとして参加していただいた住民の皆様方にアンケートをとった結果、ほとんどの方に、「参加して楽しかった」「内容が役に立った」「また参加したい」などと記載していただきました。また、学生の健康教育に参加して、実践してみたい内容があったかと聞いたところ、ほとんどの方が「ある」と回答していただいており、住民の皆様方の健康づくりに役に立ち、行動変容に繋がる内容もあったようでした。
学生が企画した健康教育のテーマが、「介護予防」に関するものが多くあり、1会場あたりの健康教育数が1グループ25分×5~6テーマであり、すべての内容についてご参加いただいた教育ボランティア様は、連続して運動を実施され身体的にもお疲れになったのではないかと思われるため、学生のテーマ設定については、今後工夫していく必要があると思います。
また、例年ですが、総合実習で助教が不在であり、当日の教員が確保できず、当日の教育ボランティア様方の誘導や接待と学生の指導とのマネジメントが難しいため、次回の課題だと感じております。
授業の様子