『もの忘れ看護相談オンラインミニ講義』 お礼と終了のご報告
『もの忘れ看護相談オンラインミニ講義』は、緊急事態宣言が繰り返し発出され、活動が制限される中、新型コロナウイルス感染症の流行下でも、もの忘れや認知症に不安がある人とその家族が地域で安心して暮らし続けられるように2021年3月に開始した活動です。
2023年度は4回開催し延べ21名の方が参加してくださいました。講義後の参加者アンケートでは、「もの忘れとうまくつき合うためにどう過ごしたらよいかを考えられた」「認知症の母を変えようとするのではなくて自分が変わればよいと思えた」「もの忘れが気になる当事者同士の意見交換が生活上の励みになる」などの多くの感想が寄せられました。
2021年にもの忘れ看護相談オンラインミニ講義を立ち上げ3年が経過し、現在では新型コロナウイルス感染症への危機対応が転換期を迎え、平時の社会を取り戻してきています。そのような社会の状況を鑑み、『もの忘れ看護相談オンラインミニ講義』は2023年度をもって終了させていただくこととなりました。
これまで多くの皆様にご参加、ご支援を頂きましたことに心からお礼申し上げます。皆様のご意見から私ども教員も学ばせていただくことが多くありました。皆様から頂いたご意見を今後の認知症やもの忘れに不安をもつ方々への支援に活かしていきたいと考えております。
オンラインによるミニ講義は終了しますが、もの忘れ看護相談は、来年度も継続して大学で開催するとともに、もの忘れや認知症に関する心配がある方を対象とした電話とオンラインによる個別相談は実施します。今後も、多くの方のご参加をお待ちしております。