授業の概要
- 日時:2012年1月16日(月)
- 対象学生:1年生
- 教育ボランティア参加者:1名
健康支援生活学概論にて、西区で民生委員児童委員協議会会長をされておられる山崎敏輝氏にお越しいただき、「これからの地域福祉と高齢者の健康づくり」というテーマで、ご自身が地域で取り組まれている活動、そして自分の生活と健康についてお話いただきました。
まず、民生委員児童委員として活動されている中で、今の社会状況や高齢者の生活の実情、また地域で起こっているさまざまな問題と地域での取り組みについてお話いただきました。地域における民生委員児童委員については、十分な知識を持っている学生は少なかったのですが、今日のお話をお聞きして、高齢化や少子化が身近な問題として実感でき、民生委員児童委員の存在や活動は今の日本にとって大切で欠かせないものであると感じた、という感想が多く聞かれました。また自分の祖父や祖母を通して、高齢者と地域の人とのかかわりの重要性を認識できたという学生もいました。
最後に、一人の高齢者としての日々の暮らしと健康生活の工夫について教えていただきました。短い時間でありましたが、学生は自分自身の生活習慣の改善や健康づくりの必要性を実感できたようです。
講義を受けた学生には、約1年後に健康支援学実習Ⅰがあります。この実習は西区の8つの地域へ出向き、教育ボランティアさんのお宅を訪問したり、地域住民の方にインタビューをして、出会った方々の生活や暮らし、そして地域内の社会資源から、健康を保つための支援について考えるという実習内容となっています。
本日のお話は、普段の授業ではなかなか実感しにくい地域の実情や活動の実際について学びを深めるとともに、健康生活支援学実習Ⅰについてはもちろん、これから自分の看護について考える大変良い機会になりました。どうもありがとうございました。
授業の様子