授業の概要
- 日時:2011年5月30日(月)
- 教育ボランティア参加者:6名
6名の教育ボランティアさんをお迎えし、身体診査の技術、健康歴インタビューの技術演習を実施しました。この技術は、患者さんの健康上にどのような問題があるかを知るために行う問診、視診、聴診、打診、触診などの技術です。
今回は、ボランティアさんの健康状態に合わせて、消化器系、呼吸器系、循環器系、骨神経系などの各身体部位の診査を実施させていただきました。身体診査では、必要な情報を正しくかつ効率よく得るために一定の姿勢の保持や手足を動かすなどの患者の協力を得る必要があります。学生は、あらかじめ何をするかを知っている学生同士で行う演習とは異なり、今回の演習では患者さん役のボランティアさんにわかりやすく説明することの難しさを痛感していました。
また、診査で得られた所見が、「異常」なのか、「技術の未熟さ」によるものなのか判断に迷う場面があり、健康な若者同士の演習では得られない学びができていました。そして、「もっと技術を向上させなければ!!」と、安全で正確な技術を実施するための学習や練習への意欲を高めていました。
教育ボランティアさんからは、「もっと色々な要望に応えていけますよ。私たちを使ってください。」と、本学教育ボランティア授業に積極的にご協力いただけるありがたい言葉をいただきました。学校と地域が連携して、看護に携わる人材を育成していく本学独自の教育を推進するために、より一層の工夫と努力をしていきたいと思います。今後もご協力を宜しくお願いいたします。
授業の様子