【教育ボランティア導入授業】精神看護援助論Ⅴ
授業の概要
- 日時:2012年8月3日(金)
- 対象学生:大学院博士前期課程
- 教育ボランティア参加者:2名
- 担当教員:安藤、中島
大学院の専門看護師コースの授業において、2名の教育ボランティアさんの協力を得て、アロマセラピーの授業を行いました。アロマセラピーは、植物から抽出された天然の精油の芳香成分がもつ薬理作用を利用して、人間の自然治癒力を高め、疾病予防や治療を行う植物療法です。
今回の授業では、教員が教育ボランティアさんと学生にアロマハンドマッサージの施術を行い、アロマセラピーの概要について、レクチャーを行いました。その後、学生が教育ボランティアさんにハンドマッサージの施術を行いました。教育ボランティアさんは、アロマセラピーのリラクゼーション効果を実感され、今後もアロマセラピーへの参加希望がありました。また、教育ボランティアさんは、患者さんの立場から、技術の実際について、丁寧に助言をして下さいました。
学生は、講義後のレポートで、「アロマセラピーの効果が想像以上であった。アロマセラピーでは、アロマそのものの効果に加えて、マッサージやタッチといった効果が付加されることで、よりリラックス効果が大きいものであることを実感できた。」「入院中の患者さんの不安や緊張が強いときなど、患者さんと共に過ごす時間を大切にしながら、学んだリラクセーション法を提供していけるようになりたい。」と振り返りをしていました。このように、今回の授業は、学生にとって良い学びの体験となったと思われます。
今年度、大学院の専門看護師コースの授業において、教育ボランティアさんに参加をしていただくのは、初めての試みでした。今後、患者さんやご家族に質の高い看護実践を提供する看護師を育成するために効果的な教育方法について、さらに検討をしていきたいと考えています。