授業の概要
- 日時:2012年5月21日(月)
- 対象学生:助産学専攻科15名
- 教育ボランティア参加者:3名
- 担当教員:ウィメンズヘルス看護学教員
学生は実際にボランティアさんへの妊婦健診、フィジカルアセスメントを行い、コミュニケーションの取り方をはじめ、問診、視診、触診、聴診、計測診を経験させていただくことを通して、健診は妊婦だけではなく、おなかの中にいる胎児も対象であることを実感した様子でした。声のかけ方、表情や言葉の選び方、触診のちから加減、羞恥心の配慮と観察することのバランス、診察の結果をどう伝えるかなど、実際の行動やボランティアさんの言動を受けて対応していくこと、状況に応じて考える力などを習得する学習機会であったと思います。
ボランティアさんからも「妊娠期にしかできない貴重な機会を頂いて楽しかった」「学生さんの真面目で一生懸命な様子が感じられた」「私やおなかの赤ちゃんを大事に思って触ってくれて嬉しかった」と感想を頂き、また、妊婦の夫からは「折角の機会なのでもっとしっかり診察してもよかったのに。優しい助産師になってほしい」と、恐る恐る妊婦のおなかを診察する学生に感想を話してくださいました。
ボランティアさんの率直な感想を伺い、実習前に行うこの演習の意義も明確となり、是非、継続して導入できればと思います。