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【教育ボランティア導入授業】在宅看護論

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    授業の概要

    • 日時:2014年7月29日(火)
    • 対象学生:3年生
    • 教育ボランティア参加者:8名
    • 担当教員:片倉、宇多、加利川

    729日(火)に、8名の教育ボランティアの皆様にご協力いただき、3年次科目「在宅看護論」の訪問看護過程演習を行いました。この演習は、架空の脳梗塞症をもつ在宅療養者とその妻を設定し、退院後1日目1週間後、2週間後の訪問看護計画を立案し、実際に訪問看護を提供するものです。今年で4年目になりますが、いつも在宅療養者とその妻を教育ボランティアの皆様に演じていただいております。

    通常、訪問看護は週12回程度提供されるため、前週に訪問した時と在宅療養者と家族の方の様子や課題が大きく変化していることは少なくありません。そこが、24時間ケアを提供する入院時の看護の展開と大きく異なります。そこで、この演習でも退院1週間後、2週間後と、様々な事象が出現してくるのですが、その事象を教育ボランティアの皆様がみごとに演じてくださいます。退院1週間後の訪問看護場面では、在宅療養者は自身の麻痺が思うように改善せず落ち込んでおり、それに伴い妻の介護疲労が高まってきています。2週間後では、在宅療養者が便秘で苦しんでいる場面が学生を待ち受けています。学生は事前に計画を立案して訪問に臨むのですが、そこで起こる事象のために必要なケアをその場で試行錯誤します。学生はこれまで学んできたすべての看護学の知識を総動員しなければなりません。

    教育ボランティアの皆様は、学生の訪問態度や話の聴き方に好評をしてくださいました。後期になると、本当のご家庭への訪問看護の実習が待っていますから、学生には大きな自信につながったと思います。あわせて、在宅療養者が苦しんでいる時は、何をおいてもその苦痛を取り除いてほしいという、教育ボランティアの方の体験を通された助言をいただき、学生と教員ともども、訪問看護の機能の特徴を実感しました。実際に訪問看護師を演じる学生は代表者のみですが、今回の演習を通して、在宅における看護過程の特徴と実習への課題を皆が学ぶことができました。

     

    授業の様子

     

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