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【教育ボランティア導入授業】助産診断技術学演習

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    授業の概要

    • 日時:2014年4月28日(月)
    • 教育ボランティア参加者:2名
    • 対象学生:助産学専攻科

    4月28日(月)9:00~12:10、本学の実習室Ⅰと実習室Ⅱで、助産学専攻科の授業の一環として助産診断技術学演習(妊娠期)の授業を行いました。この演習は妊婦健康診査に必要な技術を習得する、妊婦のフィジカルアセスメントができることを目的として行われています。妊娠中期から後期の妊婦さん2名に教育ボランティアとして演習に参加していただきました。

    学生は実際にボランティアさんへの妊婦健診、フィジカルアセスメントを行い、コミュニケーションの取り方をはじめ、問診、視診、触診、聴診、計測診を経験させていただくことができました。その経験から、妊婦さんへの声のかけ方、表情や言葉の選び方、触診のちから加減、羞恥心の配慮と観察することのバランス、診察の結果をどう伝えるかなど、実際の行動やボランティアさんの言動を受けて対応していくこと、状況に応じて考える力などを習得する学習機会でした。

    妊婦さんのお腹を直に触ることが初めてである学生もおり、触れて感じる胎児の動きや大きさ、胎児の元気な心音を聴取することで、妊婦健診は妊婦だけではなく、お腹の中にいる胎児も対象であることを実感した様子でした。また、一人の妊婦さんは上のお子さんと一緒に参加されており、学生は上のお子さんへの声掛けの仕方や家族と一緒に妊婦健診をすることの意義についても学ぶことができました。

    学生からは「妊婦さんのささいな不安や思いをしっかり受け止めて、それに応えていくことが重要であることを実感した」、「模型では強く触診をしていたが、実際の妊婦さんのお腹に触れ、そこに赤ちゃんがいると思うと、そんな強く触れることはできず、優しく触診をしなくてはいけないと思った」、「妊婦さんに分かりやすく説明をするには自分がしっかりと根拠をもっていなくては返答することができないことを実感した」、という感想がありました。

    ボランティアさんからは「病院の助産師さんは忙しそうだから、なんとなくゆっくり話をきいてくれなさそうで。今日は、学生さんがゆっくり関わってくれて嬉しかった」、「学生さんの一生懸命さや優しさが伝わってきた」、の感想を頂きました。教育ボランティアさんに参加していただいているこの演習での学生の学びは大きく、これからも続けて実施していきたいと思います。

     

     

     

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