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【教育ボランティア導入授業】在宅看護論

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    授業の概要

    • 日時:2015年7月24日(金)
    • 対象学生:3年生
    • 教育ボランティア参加者:8名
    • 担当教員:片倉、宇多

    平成27年7月24日(金)に、8人の教育ボランティアの皆様にご協力いただき、3年次科目「在宅看護論」の訪問看護の看護過程演習を行いました。この演習は、架空の脳梗塞で右半身麻痺の障害をもつ在宅療養者とその介護者である妻を設定し、退院後1日目、2週間後の訪問看護計画を学生が立案し、実際に訪問看護を提供するものです。そして、自宅のような部屋を用意して、在宅療養者とその妻を教育ボランティアの皆様に演じていただいております。

    今年は演習方法を工夫し、代表学生が訪問看護のシミュレーションをしている時に、他の学生が「オーディエンス」として助言等ができるようにしました。またこれは偶然でしたが、教育ボランティアさんの中には、介護のご経験のある方がおられました。介護者である妻が2週間目の自宅介護に疲れ切った様子等、現実のように再現され、学生はその様子に気づいて、妻の悩みをうかがっていきます。「オーディエンス」の学生は、訪問看護師役の学生が妻と話し込んで、訪問時間の30分が超過しそうになると、「時間、時間」と告げたり、「○○を聞いてみたら」と助言をしたりします。

    在宅療養者役の方は、2週間目に頑固な便秘に悩み、看護師役の学生に相談するようなシナリオになっています。学生はあらかじめ訪問看護計画を立ててきているのですが、便秘は不測の事態です。看護計画を変更し、臨機応変にケアをする必要性を学びました。

    介護者役をされた教育ボランティアさんのおひとりは、「在宅療養者はデイサービス等の外出先で他の人と話をする機会があるかもしれませんが、介護者は自宅でひとりぼっちになってしまう可能性があります。看護師さんに自分の話をよく聞いてもらいたいと思いました。」と、学生にアドバイスをくださいました。学生はあらためて、在宅療養者だけではなく、家族も含めた看護の大切さを学ぶことができ、後期の訪問看護実習前のイメージづくりができました。

     

    授業の様子

     

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