【教育ボランティア導入授業】助産診断技術学演習
授業の概要
- 日時:2015年5月7日(木)
- 対象学生:助産学専攻科
- 教育ボランティア参加者:4名(妊婦)
- 担当教員:嶋澤、奥山、有本、宮下、平田
妊婦健康診査に必要な助産技術を習得すること、妊婦のフィジカルアセスメントができることを目的に妊娠中期から後期の妊婦さん4名に教育ボランティアとして演習にご協力いただき、妊婦健康診査の実施を行いました。週数の異なる妊婦のフィジカルアセスメントを通して、身体的変化および週数に応じた健診のポイントについてもディスカッションで共有し学びを深めることができました。
実際の妊婦さんが持っている不安や気がかりに対してどのように応えていくのか、診察結果をどのように伝えると妊婦さんは分かりやすいのかということを、妊婦さんの言動を受けて考える機会となりました。学生の中には妊婦さんのお腹に初めて触る学生もおり、模型とは違って胎児のいのちや大きさを実感し、力加減を考えて触診をしていくことや妊婦健康診査は妊婦の健康だけではなく母と胎児の両方の健康をみていく健診であることを実感した様子でした。学生からは「妊婦さんにわかりやすく説明するには自分がしっかりと根拠をもっておかなくてはならない。知識不足を感じた」「妊婦さんにわかりやすく説明する力が必要だと感じた」「妊婦さんが持っている不安を知ることができた」という感想がみられました。
ボランティアさんからは「学生さんの一生懸命さが伝わってきて、一生懸命話を聞いてくれて嬉しかった」「あまり普段はきけなかった悩みを学生さんにきいてもらってよかった」という感想を頂きました。6月からの助産学実習の前にボランティアさんの率直な感想を伺い、妊婦さんに寄り添う健康診査の重要性について学ぶ機会となりました。