本文までスキップする

【教育ボランティア導入授業】看護学原論A

Category
Archive

    授業の概要

    • 日時:2016年6月9日(木)
    • 対象学生:1年生95名
    • 教育ボランティア参加者:2名
    • 担当教員:石原、玉田、福重

    69日(木)に2名の教育ボランティア様にお越しいただき、1年生を対象とした看護学原論Aの授業の中で、「患者に聴く私の病気体験について」をテーマに、お話を聞かせていただきました。この授業では、本学に入学して2か月の1年生が「ひとにとっての健康とは何か。病気(病むこと)とは何 か。」について考えられることをねらいとしており、お二人のお話と事前に読んできた闘病記をもとに、 グループワークを行い発表しました。

    教育ボランティアさんには、ご自身の病気の経過だけでなく病気を経験することで辛いと思ったこと、 よかったと思えたこと、そして、ご自身の考える健康について語っていただきました。この時期の学生は、まだ病気の知識や実際の患者さんのイメージもほとんどなく、「健康とは病気ではないこと」であ り、「病気に対しては暗いイメージ」しかなかったようです。しかし、お二人の話を聞いて「病気にな ってもとても前向き」で「病気になっても楽しみや生きがいをみつけて生活している」こと、しかし、 辛い時には「家族や医療者の支えも大切である」ことを感じていました。さらに、発表では「何が健康 かは年代や個人によって違う」、「健康とは居場所や生きがいがあること、病気の有無に関わらず人生を楽しむこと」、「患者さんは治療の選択ではなく、生き方の選択をしている。看護師は病を治すだけ でなく患者が決めた生き方を支えていくことが大切。」という意見が出ていました。

    教育ボランティアさんが語ってくださった言葉をしっかり捉え、その意味を深く考えていくには、ま だまだ未熟な学生たちですが、自分とは違う年代、経験をしてきた方の話を聞き、自分にとっては当た り前と思っていた「健康」について考えることで、その捉え方の視点は広がったのではないかと思いま す。本授業に協力いただいたお二人に感謝いたします。

     

     

    1. Home
    2. 過去のイベント報告
    3. その他
    4. 【教育ボランティア導入授業】看護学原論A