【教育ボランティア導入授業】Interprofessional Education(IPE)研修
授業の概要
- 日時:2018年10月6日(土)
- 対象学生:1年生121名(本学20名、神戸学院大学101名)
- 教育ボランティア参加者:10名(本学から7名、神戸学院大学から3名)
- 担当教員:片倉・澁谷・宇多・大瓦
IPEとは、治療やケアの質を向上させ患者中心の医療を実現するために、複数の専門職が同じ場所で互いに学び合いながら、双方の理解、連携を深めていく学習法を示します。
平成29年度から、1日間で神戸学院大学と本学の学生が、自職種、他職種それぞれの専門性を紹介し理解したり、病気をもつ人の事例を多職種編成のグループで検討する研修を行ってきました。今年度は、2日間となり、傷病経験、介護経験を有する一般の方々に、その体験と保健医療福祉サービスの利用状況を多職種構成のグループでインタビューすることが、授業に加わりました。
学生は多職種構成で10グループに分かれ、教育ボランティアさんにインタビューをさせていただきました。インタビューする内容をグループで考え、協力してインタビューし、発表内容をまとめました。学生は、「看護大学で勉強している時は、他職種を目指す人との関わりがないので、IPE を通して様々な専門職種の良さを知った。」「教育ボランティアの方へのインタビューで、専門職種ごとに質問内容が違っていることを感じたのは新しい発見で、多職種連携の重要性を感じることができた。」等、本学だけでは学べない事を得たようです。
看護学生がグループになって教育ボランティアさんへインタビューする授業などは、本学教員も慣れていましたが、他大学の学生と一緒に行うのは初めてでした。神戸学院大学の教員の中には、1年生が教育ボランティアさんへインタビューができるか心配する向きもありましたが、学生は一生懸命お話をうかがうことができました。何より、緊張する学生たちに、リラックスできるようにお声かけいただいたり、いろいろな経験をお話しくださったりと、教育ボランティアさんも学生への関わり方を研究して臨んでくださっていることがわかりました。
初めて会う他大学多職種の学生、教育ボランティアさんと接して、学生たちが少したくましくなったように感じました。ありがとうございます。
この研修は、来年度から正式な科目になります。教育ボランティアの皆様にはこれからもご指導ご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。
授業の様子