【教育ボランティア導入授業】看護学原論B
授業の概要
- 日時:2018年12月14日(金)
- 対象学生:1年生95名
- 教育ボランティア参加者:30名
- 担当教員:石原、澁谷、吉川
西区・北須磨地区の教育ボランティアさん(30名)のご協力により、積極的傾聴法の演習を行いました。本演習は、「話し手」がよく話してくれるようになるための「聴き手」の条件とは何かを学修することを目的とし、教育ボランティアさんが「話し手」として、学生たちが「聴き手」として、よき聴き手となる基本的なコミュニケーションの技術を発見的体験学習する試みでした。
具体的には、教育ボランティアさんから「最近、自分の生活でまだ解決のついていない事柄や気がかりなこと、印象に残っていること」について、何か一つテーマを決めてお話しいただき、1つのテーマに対し、学生一人が聞き出すという方法でおこないました。学生全員が「聴き手」を体験できるように、グループ構成は、教育ボランティアさん1名、学生2-4名としました。約50分間の練習後、グループ全員で練習を振り返る時間をとりました。「話し手」役では、「聴き手」のどのような言葉や態度で”聴いてもらえていない”〝聴いてもらえている”と感じ、その時どのような気持ちだったのか等について、振り返ってもらいました。
ボランティアさんからの反応は「うなずきや適度に目を合わせるなど、聴いてもらえている気持がして、スムーズに話せた」「気持ちが暖かくなった」等の感想から、「表面的な会話で、もう一歩踏み込んで気持ちを聴いてほしかった」等の感想をいただきました。
今回の積極的傾聴法の演習は、学生たちにとって、看護の対象者となる人々の話しをよく聴くこと、また、気持ちを聴きだしその気持ちに共感することの意味を学修するよい機会だったと思っています。多くの教育ボランティアの皆様のお力をいただいたことに、あらためて感謝いたします。
授業の様子