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【教育ボランティア導入授業】基礎看護技術演習Ⅲ(バイタルサイン測定と観察)

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    授業の概要

    • 日時:2018年7月2日(月)
    • 対象学生:2年生96名
    • 教育ボランティア参加者:16名
    • 担当教員:玉田、大澤、吉川、板垣

    基礎看護学分野では、毎年、教育ボランティアの方々に模擬患者となっていただく「総合演習」を行っていますが、昨年度の演習後に「学生が患者(教育ボランティア)に援助できる機会がもっとあるとよい」というご意見をボランティアさんからいただいたこともあり、今年度は基礎看護技術演習Ⅲ「バイタルサイン測定と観察」の演習にもご協力いただきました。

    この演習では、ボランティアさんに「風邪の症状があるため外来を受診している患者」になっていただき、学生が問診し、血圧や脈拍、体温の測定、呼吸音の聴診を実施させていただきました。学生たちは演習までに血圧測定の練習を行い、学生同士では「正確に測定できる」ようになっていました。しかし、自分たちとは違う年代の方、既往歴のある方に測定するのは初めてであったため、脈の触れ方の違いや血圧値が高めであることに戸惑い、再度測定させていただく場面も見られました。また、患者さんが安心できるにはどのように説明したらよいのか、測定した結果を判断して患者さんにわかりやすく伝えるには、どうしたらよいのかを考えながら実施していました。さらには、一方的な問診ではなく、何をどのように聞いていくと患者さんの気がかりや症状を詳しく知ることができるのかといったことも悩みながら実施していました。

    このように学生が考え悩みながら演習を行うことができたのも、ボランティアさんに自分が受診したときはこうするだろうということを想定しながら関わっていただいたからだと感じています。また、実施後のフィードバックでも「自信をもって測ってほしい」「聞きたいことを自分本位で聞いている」と、感じたことをそのまま学生に伝えていただきました。学生たちは、知識や技術の不足を実感するだけでなく、患者に援助として実施するには、患者が負担を感じず安心できるように患者の立場に立った関わりが大切であることを学んでいました。

    学生がこのような体験をして学ぶことができるのも、教育ボランティアの方々に援助させていただく機会があるからだと実感しております。また、今年度は急に日程が変更となったにも関わらず、ご対応いただき本当にありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

     

    授業の様子

     

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