【教育ボランティア導入授業】基礎看護学実習(総合演習)
授業の概要
- 日時:2018年9月10日(月)、11日(火)
- 対象学生:2年生95名
- 教育ボランティア参加者:16名
- 担当教員:柴田、澁谷、玉田、稲垣、大澤、児玉、新澤、花井、吉川
今年度は、より基礎看護学実習への準備学習となるように実習初日の9月10日(月)・11日(火)に「総合演習」を行いました。 演習には2日間で合計16名の教育ボランティアさんにご協力いただきました。この演習では、入院患者さんのある半日を想定して、学生が検温や清拭、更衣、足浴、洗髪、車椅子での移送などの援助を行います。学生が「作られた患者」ではなく、できるだけ「実際の患者」に対して援助を実施する体験ができるように、ボランティアさん自身の病気体験や生活背景をふまえた入院患者を設定し、ボランティアさんにはその患者として学生に対応していただきました。また、昨年同様に実習で学生指導を担当する看護師の方にも参加していただきました。
学生は、事前に計画を立てて技術の練習を行って演習に臨みましたが、緊張もあり会話が進まなかったり援助に時間がかかったりと、学生たちが思っていたようには実施できない場面も多くみられました。しかし、その中で、どのようにすると患者さんの気持ちや考えを知ることができるのか、どのようにすると計画を踏まえながらも、その患者さんに合った援助ができるのか、といったことを考えることができ、それぞれが学びを得ることができました。また、ボランティアさんからの援助後のフィードバックでは、「自信をもって声をかけてほしい」など患者として学生の援助をどのように感じたのかという率直なご意見だけでなく、「この人なら任せても大丈夫と思えるような看護師になってほしい」といった、看護職を目指す学生に対する温かい言葉もたくさんいただきました。
学生は、この演習の翌週に病院実習で「実際の患者さん」に援助を行いましたが、計画を立てて一連の流れで援助を行ったという経験や、一般の方に援助を行ったという演習での経験が、病院実習での手がかりや自信につながっていました。
教育ボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
授業の様子