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【教育ボランティア導入授業】在宅看護論

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    授業の概要

    • 日時:2017年6月19日(月)、26日(月)
    • 対象学生:3年生
    • 教育ボランティア参加者:9名
    • 担当教員:片倉、宇多、原田

    2017619日(月)と26日(月)の2日に渡り、9人の教育ボランティアの皆様にご協力いただき、3年次科目「在宅看護論」の訪問看護の看護過程演習を行いました。この演習は、架空の脳梗塞で右半身麻痺の障害をもつ在宅療養者とその介護者である妻を設定し、退院後1日目、2週間後の訪問看護計画を学生が立案し、実際に訪問看護を提供するものです。そして、自宅のような部屋を用意して、在宅療養者とその妻を教育ボランティアの皆様に演じていただいております。

    例年、90人余りの学生を4グループに分け、8人の教育ボランティアさんにお願いしていましたが、今年度はグループの人数を少なくするために10グループに分けたので、延10人のボランティアさんをお願いしました。介護者である妻が2週間目の自宅介護に疲れ切った様子等、現実のように再現され、学生はその様子に気づいて、妻の悩みをうかがっていきます。訪問看護師役の学生が妻と話し込んで、訪問時間の30分が近づくと、周りの学生が「○○を聞いてみたら」と助言をしたりします。

    在宅療養者役の方は、2週間目に頑固な便秘に悩み、看護師役の学生に相談するようなシナリオになっています。学生はあらかじめ訪問看護計画を立ててきているのですが、便秘は不測の事態です。看護計画を変更し、臨機応変にケアをする必要性を学びました。

    介護者役をされた教育ボランティアさんのおひとりは、インターネットで脳梗塞を勉強してくださり、訪問看護師役の学生へ医学的な質問をしてくださいました。そこで、学生はこれまで学んだことを駆使して一生懸命答えました。また、「自分の本当の妻だったら、身体が小さいので移動の介助がとても大変になると思う」など、実際の状況などもお話しくださいました。学生はあらためて、在宅療養者だけではなく、家族も含めた看護の大切さを学ぶことができ、後期の訪問看護実習前のイメージづくりができました。

     

    授業の様子

     

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