2022年度「国際助産活動論」研修報告(ラオス)
研修期間:2023年2月11日~21日(11日間) 研修人数:9名(大学院博士前期課程1年生:7名、2年生:2名)
助産学実践コースの授業である国際助産活動論は、COVID-19感染拡大後、オンラインでの開講となっていましたが、本年度はラオスに赴くことができ、直に現地の人々や文化に触れることができました。
今回ラオスでは、病院実習を中心としながら、様々な研修を行いました。
首都ビエンチャンのマホソット病院での実習は、分娩、産褥、外来の3チームに分かれて研修を行いました。それぞれ分娩介助や産後の健康教育、また妊婦健診などを実施しました。
現地の妊産婦さんやそのご家族と日々関わる中で、日本語が通じない環境下でも非言語的手段を用いながら、コミュニケーションをとることにも挑戦しました。関わりの中で、現地の女性がもつ力を感じることができました。そして現地のケアに触れながら、マホソット病院に勤務されている助産師とディスカッションを行ったことで、日本の助産ケアを振り返る機会にもなりました。
また、病院実習以外にも、WHO・JICAを通してラオスで働く日本人の方々との交流、助産教育を実施している大学へ訪問も行い、ラオスの母子保健の現状や助産教育の実際も学ぶことができました。そして、現地の方のご自宅に招いていただき、現地の文化や宗教をより近く触れることもできました。
このように今回の研修では、多くの現地の方々にご協力いただき、充実した11日間となりました。この研修で学んだことをこれからの実践に生かしていきたいと思います。
現地での写真