2022年度教育ボランティア交流会を開催しました。
3月1日(水)に、本学の講義、演習や実習などでご協力頂いている教育ボランティアの皆様と本学教職員・学生が参加し交流会を開催しました。今年も感染予防対策を引き続き行っての開催でしたが、3月の暖かいお天気にも恵まれて、教育ボランティアの皆様25名、教職員24名、学生3名の参加がありました。
最初に南学長から教育ボランティアの皆様にご挨拶と本学へのご協力への御礼があり、続いて在宅看護学分野の丸尾智実准教授から、2022年度コラボ教育科目「多職種連携Ⅰ」「在宅看護概論」の実際と学生の学びについて報告がありました。学生3名からは、講義や演習で教育ボランティアの皆様から学んだこと、具体的に実習でその学びを展開した様子など、教育ボランティアの皆様との関りから得られた学びと今後どのように活かしていくかといった展望の発表がありました。
教育ボランティアの皆様からは、「学生の学びの報告を聞いて大変うれしく思い、これからももっと教育ボランティアで関わりたいと思った。」「教育ボランティアも様々な知識を得ることになり学びになっている。」「大学が地域に関わることは地域全体に良い影響になると感じている。」とご意見をいただきました。また、「コロナ禍に学生からもらったマスクが大切すぎて使えない」と感謝を伝えていただき、学生と地域住民が互いに良い影響を与え合うような関係性が作られている思いが語られました。
教育ボランティアの皆様から地域の防災に関するご質問もあり、そのご意見にお答えするように、今年度は災害看護・国際看護学分野 神原咲子教授から「災害と看護について」をテーマに、生活の視点から考える地域の防災についての講演がありました。日常生活の中で少し意識するだけで防災を生活に組み込むことができるという具体的な方法の紹介もあり、教育ボランティアの皆様はご自身がお住まいの地域の状況に置き換えて、積極的に質問をされていました。
最後に、小村正俊事務局長から、「コロナ感染拡大という大災害の中で地域社会にどう関り連携していくか課題として取り組んできた。この地域に『神戸市看護大学があってよかった」と感じていただける大学づくりを目指し、ひきつづき教育ボランティアの皆様のご支援のお願いと、次回は感染症の気兼ねなく交流会が開催できることを祈念していると挨拶があり、閉会となりました。
交流会終了後もあちらこちらで教育ボランティアの皆様と本学の教職員が生き生きした表情で今後の活動について話している姿が見うけられました。
神戸市看護大学では、「地域の方々と学生とが学びあう」ことを目指して、看護学生の教育へご協力いただける教育ボランティアの方を募集しておりますので、事務局へお気軽にお問い合わせください。