【教育ボランティア導入授業】看護学原論A
授業の概要
- 日時:2018年6月1日(金)
- 対象学生:1年生95名
- 教育ボランティア参加者:30名
- 担当教員:石原、澁谷、吉川
6月1日(金)に看護学原論A「ひとの暮らしと健康」を実施しました。この授業は、今年度初めて実施する授業で、入学して2ヶ月しか経っていない1年生95名がお世話になり、30名のボランティアさんがご協力くださいました。ボランティアさんの日頃の暮らし方やこれまでのご経験を聞かせていただき、一般の人々がどのように暮らしているのか、その暮らし方は自分達若者の暮らしとどのように違うか、また、暮らし方と健康とはどのように関連しているのかを知ることが目的です。さらに、初対面の人とコミュニケーションも、この時期の学生にはとても貴重な学習体験になります。授業では、1人のボランティアさんにつき、2~4人の学生がグループとなってお話を伺いました。
学生達は、健康とは何かということや看護の対象となる人の見方などを看護学原論の講義で学び、ボランティアさんに聞きたいことを予め準備して授業に臨んでいました。しかし、授業前にはとても緊張している様子で、何を話そうか、会話が途切れたらどうしようと心配しているようでした。けれども、ボランティアさんの力を借りて緊張が徐々にほぐれ、笑い声と楽しく和やかな雰囲気が教室にあふれていました。約40分の会話時間を短く感じたグループが大半でした。授業後のレポートでは、ボランティアさんが日常生活で食事や運動に気をつけながら、社会活動などもして生き生きと暮らしておられること、若い頃の体験などを聞いて、自分達との違いを感じているようでした。また、自分達のコミュニケーション力はまだまだで、これからの学習でしっかり身に付けていきたいと、これからの学習への意欲を高めている学生もいました。
看護学は実践重視の学問です。今回の授業でのボランティアさんとの関わりは、将来様々な健康レベル(状態)の方々と関わる実践的学習の準備としてとても貴重な機会でした。学生達は、その第一歩をしっかり踏み出せたようです。ボランティアの皆さま、ありがとうございました。引き続き学生の成長を見守ってください。