授業の概要

• 日時：2018年5月30日（水）
• 対象学生：3年生46名
• 教育ボランティア参加者：31名
• 担当教員：都筑、山下

学生が本科目内で作成した健康教育の発表会に、看護師・保健師役の学生に対して教育ボランティアの方々はその対象者役としてご参加いただきました。31名の教育ボランティアの方々が参加され、うち9名（29.0%）は初めての方で、22名（71.0%）は2年以上ご参加いただいている方でした。

今年度の学生が設定した対象者とテーマは、女性の腰痛予防、営業職の高脂血症予防、認知症予防、骨粗鬆症予防、熱中症予防などであり、様々なライフステージに向けた内容でした。発表会では、参加された教育ボランティアの方々から多くの質問やコメントをいただきました。発表会後に教育ボランティアの方々に記載いただいたアンケート（回収率96.8%）からは、学生の健康教育に対して全員が満足/やや満足で、全員が次年度にも参加したいという回答を得ました。学生の健康教育への感想として、「学生さんが一生懸命に学んでいる姿が伝わってきた」、「健康維持の参考となった」などの前向きな評価を多数いただきました。また、「発表の中で最も重要な点を強調する工夫が大切」、「声が小さい部分もあった」などの学生への教育的なご意見もいただきました。

発表会後の学生達からは、「練習と違ってとても緊張した」、「実施している中で、教育ボランティアの皆さんが発表内容に興味をもっていただいていることを感じられた」、「教育ボランティアの皆さんの質問にうまく答えることができなかったのでもっと勉強が必要だった」などの感想がありました。発表後すぐに住民さんからのフィードバックをいただいたことで、ダイレクトに住民さんの思いが伝わり、学生にとっては大きなインパクトになったと思います。特に、対象者に合わせた健康教育を企画すること、目的の重要性にも気づくことができたと感じています。これらのことを通して、対象者の特性に応じ、根拠に基づいた健康教育・健康学習の企画・実施・評価の一連の過程を学ぶという本科目の目的の達成ができたと思われます。

教育ボランティアの方々には多大なるご協力いただき感謝申し上げます。

授業の様子