2020年4月30日

学部、大学院の学生の皆さんへ

新型コロナウイルス感染拡大に伴い兵庫県では4月7日に緊急事態宣言が発令され、5月6日まで感染拡大防止措置として外出自粛が要請されました。本学では、学生の安全の確保と学習の継続を第一優先とし、登校禁止にするとともに、自宅でオンライン授業を受けながら学習を継続できるようにしています。また、感染者数等の現状から緊急事態宣言の延長が予測されるため、本学では、5月末日までオンライン授業を継続することにしました。

外出自粛期間が長くなってきていること、また、緊急事態宣言がいつ解除されるかわからない状況から、他の学生とつながることが難しかったり、アルバイトができなかったり、先行きが不透明で漠然とした不安を抱えたりと、学修面、生活面や気持ちの面への影響が出てきている人もいるのではないかと心配しています。そのため、クラス担任、主研究指導教員を通じて学生の皆さんの状況を把握し、必要があれば、支援につなげたいと考えています。

学生の皆さんは、すでにいろいろな工夫をしながら過ごしていると思いますが、登校禁止の状態が長くなり、友達と遊ぶことや家から出ることができないと気持ちがつらくなったり、イライラしたりしやすくなります。以下の行動を心がけましょう。

①暴飲暴食を避け、十分に睡眠をとり、規則正しい生活をしましょう。

②風邪症状がなければ、３密（密閉、密集、密接）を避けて、適度な運動やリラックスできる時間を取りましょう。その前後には手洗いをしましょう。

③家族や友達と話す時間を持ちましょう。

それでも、気持ちが落ち込んだり、困ったことが生じたりしたときは、一人で悩まず、オンラインで家族や友達、教員など信頼できる人に相談してください。一人で考えてもなかなか解決には結びつきません。他の人に相談することで解決に結びつく支援が得られます。

特に、最近の報道では、親の収入が減少し生活が苦しくなり学習の継続が困難になってきているケースが増えていることが報告されています。

皆さんの中でも、そうした心配があれば、奨学金などの様々な救済措置もありますので、大学事務局教務学生課にご相談ください。私たちは、学生の皆さんの修学が継続できるように一緒に考えていきたいと思っています。

現在、いちかんの掲示板に次々と奨学金や授業料減免についてのお知らせをアップしています。また、一例ですが、下記の文部科学省のHPにも支援が提示されています。活用してください。https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1420041_00003.htm

早く新型コロナウイルス感染症が終息し、学生の皆さんにお目にかかる日を楽しみにしています。

学生部長　二宮啓子